今回はインバスケットについてまとめてみたいと思います。先ずはインバスケットって?ことなのですが未決済箱のことです。未決済箱にある案件を処理するのですが、限られた環境/時間の中で処理しないといけません。
■見られている能力
リーダーシップ能力です!具体的には下記2点です。
①問題解決力
②意思決定力
ここでいう問題とは既に起こっている事象を指します。但し、課題(問題が起こっている原因)をしっかりとらえて問題解決していく必要があります。例えば、2つの問題は実は同じ課題感を持っており、それらを結び付けて考える必要があります。
意思決定とは最終局面での判断を指します。基本的に自分にありますので何かしらの判断を下します。
但し、全ての情報が分かっているわけではないので、そのまま判断すると抽象的になったり間違った判断をしてしまう場合があるので注意です。
先ずはどんな情報が足りないか、情報が足りない場合は情報を集めたり、事実を調べる必要があります。
■意思決定のフロー
情報収集 → 計画立案 → 問題解決、アクション
情報が足りない場合はすぐに意思決定せずに不在の間に情報収集、計画立案まで部下に進めてもらい、帰ってきてから報告してもらうというのもありです。その場合は、期日をはっきり定めて段取りをしっかりしましょう。
セミナー参加やアンケート回答のような部下に権限移譲できそうなものは譲渡して時間をかけずに処理することもできますが、その際はそのまま投げるよりは思考のポイントを追記しておくのがベターです。(何と関連しているとか、関係ありそうな人等)
■重要度、緊急度
様々な案件がありますが、重要度/緊急度が高いものを優先的に取り組む必要があります。
重要度:影響の大きさを指します。
個人<職場<課<全社<地域<国<世界
経済的側面(売上、利益)
心理的側面(モラル=信用/信頼に関わること)
緊急度:時間制約がある事柄
顧客とのクレーム、人の安全、衛生、製欠陥/不良等は緊急度が上がります。
ざっとポイントを挙げてみましたが、全件処理した方が当然いいです。但し、適切な処理をしていないと意味がありません。重要度/緊急度の高いものに時間をかけしっかり対応し、それ以外のものはバランスよく処理していきましょう。