日々何かしら考えて結論を導き出しているのですがそもそもそれって正しいのでしょうか?導き出し方なのか結論なのか。。。かなり入門的にですが哲学的に考えてみたいと思います。

1、演繹法

人間の中には崇高な理性が生まれつき備わっているのでそれをよりどころにすれば物事を正しく認識できるという大陸合理論の考え方です。つまり一般的な理論をもとに理性を活用して具体的な個別の事実を推察する方法です。三段論法も演繹法の一種です。但し、一般理論自体が間違っていると事実も間違ってしまうことになります。例えば地球の周りを太陽が回っているとか。

2、帰納法

人間の中には生まれつき理性は備わっておらず白紙状態であり、感覚的な経験を重ねることで知性や認識を身に着けていくという経験論の考え方です。つまち、観察、実験等で得られた個別の事例をもとにそこから共通する一般的な理論を導く考え方です。事例があればあるほどより結論に近づいていきます。

3、弁証法

大陸合理論と経験論を統合したドイツ観念論の考え方です。相反する2つの主張を統合しよりよい結論を導いていきます。そしてこれが新たな主張になります。繰り返すことでより高い次元へと発展していきます。

ちょっと日々の物事を考える際に使ってみようと思います。

余談ですが、このように哲学が発展した結果、近代的自我という理想的な自我を目指すようになるのですがそのGAPに苦しんで自分らしさ(アイデンティティ)を探しているというのが今の現代になります。

これ以外にも教養の入門として各テーマ分かりやすくまとめられており、入りでちょっと壁に感じる方には下記お勧めです。

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著者

atsushi okumura

1日1outputが目標。生涯マイル100万と馬主を目指す中年サラリーマンです!

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