日本で普通に地図を見ると当然日本中心の地図になっていて、当然我々もそのように自然と考えてしまっています。が、ヨーロッパから言わせれば極東、で東の果てなんですよね。
ちょっと地図の見方を変えれば日々起こっているニュースや問題が見えてきたり、理解できるケースが多々あります。私個人、これは納得という例を紹介したいと思います。
先ず、隣国の中国。近年の海洋領土問題が良く取り上げられます。尖閣諸島、南沙諸島、台湾等々。なぜ、中国は近年そこまでこれらの領土に固執するのでしょうか。もちろん海洋資源や台湾は他の問題もありますがあくまで地政学的にみると一目瞭然です。

中国が太平洋に出ようとすると綺麗に日本が蓋をしたみたいに被さっています。で、尖閣、台湾辺りはちょうど抜け道みたいなエリアになっています。アメリカの監視もありますし、ここは是が非でも抑えたいのは分かります。当分、諦めてくれそうにありません。。。個人的には台湾は好きな国ですが、中国は絶対認めないでしょうね。
他にも北方領土も普通に考えればロシアが侵略されたので当然交渉の余地はあるはずなのですが、これも同じ問題で蓋をされるどころか、最大の敵国アメリカに自由に行き来されてしまう驚異もあり普通に考えれば応じないでしょうね。
このような感じでなぜあんな島、地域をめぐって衝突が起こっているのかを考えるときに地政学は非常に役立ちます。各国それぞれ置かれた環境から思惑が見えてきます。中東とかアフリカって本当に欧米各国が好き放題やった結果で悲劇ですね。イスラム過激派がフォーカスされがちですが、そうではないです。実際旅行しても親切な人ばかりですし。
時にはいつもと違う地図を見てみると面白いかもしれません。
地位別にまとまっており、また絵コンテも入って分かりやすいです。河合塾講師の方が監修されているので受験生にもお勧めです。