世の中成功している人や、会社でも活躍している人は根拠はないですが何となく有能な人ってイメージがありますよね。反対の場合は、もちろん無能な人ということになりますが。ただ、できる=実力があるというのは必ずしも正しくありません。

では、一体何が違うのでしょうか?

それは実力があると錯覚させることです。もちろん、有能であるかもしれませんが、全てが実力で勝ち取ったかと言われると怪しいです。例えば、売り上げを1,000%にしましたと言われるともの凄いインパクトが確実にプラスイメージですよね。しかし、もしかしたらそれはその人の実力ではなくて周りの人の力やタイミングが良かったとかという場合でも変わりません。確かに、実績ある人が転職してきて、期待していたら全然できないというのもよく聞く話ですよね。

いずれにせよ実力があると周りに思われるとどうなるのでしょうか?もちろん、周囲は期待して重要な仕事を任せたり、周りのサポートにも恵まれ多くの成長機会が与えられます。そのサイクルがずっと回るのでどんどん成長して気付いたら実力も伴ってきます。そして、実力以上に評価されます。このように評価された人はなんでも優れていると錯覚されがちです(ハロー効果)。確かに芸能人ってまさにそうですよね。その分、イメージに反すると反動がすごいですが…

ここで大事なのがこれが無意識に行われているということです。つまり、皆正しいと判断しているこつもりでもそれは無意識で錯覚した判断だということです。

そう考えると成功は実力よりも運に拠るところが大きいです。環境なんてほとんど運ですよね。運は自分でコントロールはできませんが、確率は上げることはできます。つまり、成功確率を上げるためにいろいろとりあえずいろいろやってみることが大事です。確率を上げることが大事です。これは競馬にも言えそう。

人間の脳って思ったより自分に都合がいいようにできているようです。確かに、過去思い出話とかするとか大体それぞれ都合のいい話になっていますよね。確かに競馬も外れた時、当てられたと思うときは多々あってまた買っている気が。。。これはまずいです笑。無意識に物事が起きてから、自分はそれが予想できたとか、矛盾を自分の中で書き換えて都合のいいように解釈したりと、どうもコントロールしたいという欲求がとても強いようです。

自分が思っている以上に無意識の内に我々の頭の中ではたくさんの認知バイアスがかかっているようです。脳は一貫性、原因、結論を持ちたがる性質のようです。

長々となりましたが、実力で全てが評価されていると思ってしまいがちですが、現実は必ずしもそうではありません。それに気づいて運を運用して成功確率を上げ、実力を錯覚させて回していくサイクルを発生させた人が成功したと言えます。また、反対にそれに騙されないようにも気を付けないといけないですね。

実力の錯覚=錯覚資産についてもっと知りたいという方は下記是非読んでください。気付くか気付かないかで人生大きく変わります。

人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

著者

atsushi okumura

1日1outputが目標。生涯マイル100万と馬主を目指す中年サラリーマンです!

コメントを残す