個人のことは意識して日々過ごしていますが、いざ自分の住んでいる国と言われると漠然としか考えてないことに改めて気付きました。

高齢化もそうですが、人口減少も物凄いスピードで始まるんですよね。果たしてその準備ができているのか。老後資金の事とか話題になりましたけど、貯金以前に手を打たないといけないことがありますよね。

高齢化/人口減少:単純に稼ぐ人が減って負担が増えるので、今のままではじり貧ですよね。定年の延長とかも議論されていますが、それよりも一人当たりの所得を上げていかないと今の状態すら維持できないです。今までは人口増と一定の市場規模で成り立っていましたが、これからはhigh road capitalism(いいものをより高く)移行していく必要があるそうです。国内では限界があるので輸出ももっと増やしていくべきですよね。コロナで今は厳しいですが、インバウンドも国内に需要を呼び込むという点では重要です。

生産性:日本の生産性は世界レベルで見ると低く、働きかた改革が巷でよく唱えられていますが、そもそも低い理由って何なんでしょう?その1つは企業規模にあるようです。日本は圧倒的に中小企業、特に30人以下が多い。中小企業を否定している訳ではなく、あまりに規模が小さい企業が多いと効率化が進まないという意味です。投資も限られるため新しい技術を導入できず、人間に頼る部分が大きくなり、人手不足に陥ります。また、企業数が減らないと需要が減るのに企業数が減らないので価格競争に陥りやすく、給与も上がりません。

所得:では、どうすれば給与も上がって、生産性も向上するのでしょうか?1つのキーは最低賃金にあるようです。ちょっと驚いたのですが日本って先進国内ではかなり低いようです(6.5ドル/H)。南欧職並みです。普通業績が下がると、手っ取り早いのが給与カットですよね。日本は非正規化やリストラがバブル以降広がりましたよね。比率は上がっていますし、そういう意味でも最低賃金を上げることは大切ですよね。所得が低い人の方が比率も高いですし、購買意欲が高いので消費も高まるそうです。そして、給与に手が出せないとなると、企業は生産性を上げるか、売り上げを伸ばすしかなくなるので経済にいい効果が期待できます。

人材育成:労働人口は減っていくので一人当たりの生産性向上は欠かせなくなります。ただ、日本は人的投資が欧米諸国に比べると低いため、新しい技術等を使いこなすためにもトレーニングが必要です。また、これから労働人口の高齢化も進むため35歳以降の教育も不可欠です。1950年代は55%が24歳以下だったのに対し、2030年には82%が28歳以上になるそうです。古い知識や考え方のままでは当然生産性は改善されないですよね。。。

ほんと、改めて課題が山積みなのと、先送りにしてきたツケが回ってきているなと感じました。ただ、やるべきことは見えているので本当に国レベルで根本的な改革が進むことを祈ります。これから自分も中年に突入してまさにその真っただ中にいるので、できることからこつこつ頑張りたいと思います!

より詳しく勉強したいという方は下記是非読んでください!日本人からこういったことがどんどん提唱されていけばいいと切に願います。ただ、外国の人に言われるからこそインパクトがあるのみ事実です。

日本人の勝算

著者

atsushi okumura

1日1outputが目標。生涯マイル100万と馬主を目指す中年サラリーマンです!

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