要約力と聞いて心辺りのある方はいるでしょうか?

単に文章をまとめるというよりは、普段の会話の中でも分かりやすく且つ簡潔に伝える力です。だらだら長く要点が分かりにということは自分も含めてありますよね。。。

では、一言でまとめるとどうなるのでしょうか?ずばり、、、

「死んでもこれだけは言っておきたいこと」

です。確かにそう言われるとこれだけは絶対伝えたいという気持ちになりますよね笑。

必要な情報だけ抜き出しつつ、きっちり相手に理解してもらう。これができれば効率と生産性がぐんと高まりそうです。

情報収集→情報整理→情報伝達

要約を伝える相手と目的(ゴール)が重要です。つまり、誰に、何を、どう、伝えるか。

自分が伝えたい情報ではなくて、相手が必要な情報、相手が喜びそうな情報が優先されるべきです。また、その量も時間内に収める必要があります。

具体的にプロセスを見ていきます。

■情報収集

単になんでもかんでも集めればいいというわけではありません。

情報過多の中で先ずは自分の中でどのような情報が必要か整理することで意識的にそういう情報を集めるようになるようです。また、情報をそのまま鵜呑みにせずに質問して精査することも情報を分別するのに役立ちます(5W1Hで)。さらに、バイアスに対しても情報を客観視することで自覚することで偏りも減らすことが重要です。

情報収集の段階で情報の本質まで見ることができれば、その情報をより活用したり、違う情報と結び付けて視点を広げることも可能です。

■情報整理

集めた情報もバラバラでは使いたいときに使えないので、グループ分けしておくこと必要な情報を引き出しやすくなります。また、同時に優先順位をつけておくと情報の受け取り手へより有効な情報が伝えられます。ただ、注意したいのは情報も日々変化するので常に有効かどうか更新をかけていくことも忘れないように注意が必要です。

■情報伝達

簡潔に全体像と結論が伝えられればベストです。だらだらと話さないためにも話の幹から必要性や時間に応じて枝、葉と伝えていければ過不足なくなります。数字や固有名詞のような具体的なキーワードがあるとより印象に残りやすかったり、理解しやすくなります。文字情報以外にも図表やイラストも活用できます。

伝え方としては主に下記2通り。

要件+結論型:先ずは要件を伝えて何の話かイメージさせ、結論を伝える。その後、理由やサポート情報を伝えて結論に説得力を持たせる。

列挙型:初めに全体像を伝えて、その後要点を列挙、まとめという流れです。例えば、〇〇について3点のメリットを提示し、その後各点について説明するような流れです。

少し上級的ですが、抽象化/具体化を使い分けて簡潔さや分かりやすさを調整したり、また例えを上手く用いてイメージしやすくということもできます。

変化のスピードはどんどん速くなっているので、当然レスポンズの速さも求められます。一方、使える時間は変わりません。。。そう考えると、時間を効率的且つ有効に使うためにも、必要な情報を簡潔に、そして的確に伝えることはお互いにメリットがあるように感じます。普段から上手く情報を整理して、必要な時に一言で上手に伝えられるように訓練していきたいと思います!

下記今回参考にさせてもらった書籍です。要約力を高めたい方は是非!

9割捨てて10倍伝わる「要約力」 – 日本実業出版社

著者

atsushi okumura

1日1outputが目標。生涯マイル100万と馬主を目指す中年サラリーマンです!

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