普段意識していませんが、何となく好きな言葉の響きとか皆さんお持ちだと思います。母国語だとそういう感覚はたくさんありますが反対に聞きなれない外国語だと全くピンとこないことが多いですよね。今回は語感や感性について考えてみたいと思います。

母国語だと感じるのになせ外国語だと感じないのか、それは言葉を使う人に共通に概念があるからだそうです。確かにことわざを英語に訳すと、結構あれって感じるものが多いですよね。コメディとかもそうですが、なんでそこで笑うのとかありますね。単に字面の言葉を学んだだけでは本当の意味で理解しているとは言えないのかもしれません。

また、大人になると言葉を視覚的に認知しがちですが、よく考えると赤ちゃんは視覚ではなく感覚で認知していますよね。赤ちゃんは発音体感から音声、言葉という流れで認知していくらしいです。外国語を習得するには小学生までとかいいますが、小脳が歩く、話す等の身体制御を獲得するのが8歳位までというのが関係しているようです(無意識に)。それ以降、その制御を獲得するのは格段に難しくなるらしいです。

母国語が音声を聞いただけで発起できるというのは発音体感があるからだと言えます。反対に初めて学ぶ外国語は音声だけ聞いてもさっぱりですよね。単語の意味をいくら覚えても聞き取れない。発音がきちんとできないと発音体感が発起できず音声情報から単語を切り取れないのが原因のようです。個人的にもある恩師に徹底的に発音を鍛えてもらったおかげで飛躍的に英語の習得力があがったと感じています。

最後に気を付けたい言葉について考えたいと思います。発音体感で音声を切り取っているとすると不快な響きもあります。例えば「でも」「だって」、否定的な接続語。「だからぁ」とかも話を切るような高圧的に感じますよね。全部D音なのですが、これは体全体に広がる音なのでブレーキになるからのようです。意図的に止める分にはいいですが、それ以外では会話にブレーキをかけるので使わない方がいいですね。

反対に母音上手く取り入れたい音です。母音は息を制動しないので素朴に響くようです。例えば、相槌にあいうえおを入れると親密感が増します。よく考えたら、挨拶も母音が多いですね、ありがとう、おはよう、おつかれさま。挨拶もばかにはできないですね。

語感や感性に興味のある方は是非下記読んでみて下さい。ことばについていろいろ発見があると思います。個人的には名前の好みの話とかするところも面白かったです。自分も好きな名前があるのですが、なるほどと納得しました。

ことばのトリセツ

著者

atsushi okumura

1日1outputが目標。生涯マイル100万と馬主を目指す中年サラリーマンです!

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